手作りスープを作る時に、奥深いコクとうまみをプラスしてくれる、おすすめ食材を一覧でまとめました。
香味野菜
香味野菜とは、にんじん・玉ねぎ・セロリ等の野菜のこと。野菜の種類を見ても分かるように、ミネストローネ等のスープの材料そのものです。
そのまま使わうのではなくて、細かく刻んでフライパンでじっくりと炒めて、それぞれの野菜の甘みや旨味を引き出してからスープにするのがコツ。
ちなみに、もっと細かくすりつぶして、かなりの時間をかけて炒めたものは「ソフリット」と呼ばれ、イタリア料理のベースの味として調味料のように使われる事もあります。
生姜&にんにく
「なんだかスープの味が物足りない」という時には、これらの野菜が使われていないからなのかも。
煮物、炒めもの、肉の下味などなど、あらゆる料理のベースとなっている味わいで、コクが足りない時に考える第一候補の野菜です。
スープで使う場合は、こちらも香味野菜と同じように、細かく刻んでフライパンでじっくり炒めて風味を引き出すのがコツ。
ただし、クリーム系のスープに入れる場合は、焦げ目がつくとスープを汚す原因になるので、バター等で焦がさないようにように弱火で炒めて風味を出すのがポイントです。
オリーブ油&ごま油
「スープを作った後の仕上げに数滴垂らす」のようなイメージで使います。
良質なエクストラヴァージンオリーブオイルを垂らせば、ビストロレストランで出てくるようなリッチな味わいのコクのあるスープに。ごま油を使えば、簡単に中華スープの味わいにできます。
安物の油を使ってしまうと「逆に美味しくないスープ」を作ってしまうので、値段は多少高くても良い油を使うのが大事です。
缶詰
缶詰系の食材は、時間をかけずに簡単にスープにうまみをプラスしてくれます。缶詰を作る工程で、すでにじっくり火を入れつつ、その旨味が凝縮されているからです。
旨味が凝縮されていて、スープの食材として使える代表的なものに、ツナ缶、サバ缶、アンチョビ缶、ホールトマト缶などがあります。
また、少し趣旨が違いますが、ココナッツミルク缶等を使ってスープにすると、アジアンテイストなスープも作れます。
ベーコンやウィンナー ハムなど
ベーコンはフライパンで炒めてから煮込むようにすると風味をプラスできる他、カリカリベーコンにして最後にスープの上に浮かべて、食感をプラスするという使い方も。
ウィンナーやハムは、ベーコンと同じように炒めてから煮込んでも良いですし、ポトフのように最初からじっくりと煮込んで旨味を出す方法もおすすめです。