基本的なスープの種類を一覧で紹介します。 自分でスープ作りをする時も、基本のスープの種類を知っておくとアレンジの幅が広がるかも!?
ポタージュ
スープの基本とも言うべき王道スープ。
広い意味ではフランスのスープ料理のことを指していますが、正確には ねっとりとした濁りのあるスープの事を指しています。
ポタージュは色々な作り方がありますが…
- クリームスープ:牛乳やホワイトソースベースのスープ
- ピュレースープ:じゃがいもやとうもろこしの裏ごしをベースにしたスープ
- ブルーテスープ:卵黄&生クリームベースのスープ
この3種類の作り方が一般的です。
日本のポタージュレシピでは、玉ねぎスライスにじゃがいもスライスを牛乳で煮込み、コンソメ(またはブイヨン等)で味付けしたものをハンドブレンダーで潰した作り方が多く、この作り方をベースに色々なアレンジポタージュメニューもあります。
ヴィシソワーズ
ヴィシソワーズはポタージュの一種です。
じゃがいもとポロネギをバターでじっくり炒めた後で、ブイヨンを加えて裏ごしして、生クリームで伸ばし冷蔵庫で冷やした冷たいスープです。
クラムチャウダー
チャウダーとは、アメリカのスープの一種で、魚介・じゃがいも・ベーコン等が入った具だくさんのスープのこと。
クラムは二枚貝の事で、二枚貝を使ったチャウダーを「クラムチャウダー」というわけです。
日本人がイメージするクラムチャウダーは、クリームベースのものが一般的ですが、トマトを使ったマンハッタン風クラムチャウダー等もあるそう。
発祥元のアメリカでは「移民が多かった」という歴史があり、イギリス系意味が多いボストンでは、よく見かける生クリーム多めのクラムチャウダーに。イタリア系意味が多かったマンハッタンでは、紹介したようなトマト多めのクラムチャウダーになったそうです。
ミネストローネ
イタリアを代表するトマトベースのスープ。
トマト、玉ねぎ、にんにく等をカットしてオリーブオイルで炒めて、ブイヨンで煮込むだけ… のお手軽さが魅力で、簡単に作れつつも自由なアレンジがしやすい人気のスープとなっています。
コンソメスープ
牛肉・鶏肉・魚等からとった出汁をベースに、野菜を加えてじっくりと時間をかけて煮込んだスープ。
フランス生まれのスープで、濁ったスープの「ポタージュ」とは反対に位置するような存在です。とにかく濁っていてはNGで透明になっている必要があり、ホテルやレストランでは創意工夫して澄んだコンソメスープを作っています。
普段、コンソメキューブやコンソメ顆粒を多様している事に慣れていると気づきにくいのですが、実は手間暇かかった贅沢なスープである事が分かります。
ガスパチョ
スペインを代表する有名な冷製スープ。
フランスがコンソメやポタージュ。アメリカがチャウダー。イタリアがミネストローネなら、スペインはこれ!という代表選手です。
トマト、きゅうり、にんにくに塩や酢でシンプルに味付けしたもので、冷たいスープながらにんにく風味の香りもあり、暑い夏場等にも食欲を促進させるスープです。